インタビュー&ブログ by Kana
*イタリックはインタビューを受けている側の言葉、ピンクはかなの言葉を示します。
Dr. Luke Beardonはautism advocate(自閉症擁護者)、自閉症を教える大学教授、筆者、共同編集者です。彼は自分をオールラウンドな自閉症オタクとも呼んでいます!Grace Center for Autismは自閉症の人々をプロとして近くで支えてきたこの素晴らしい自閉症プロフェッショナルを紹介できることをとても嬉しく思います。それでは会話に移りましょう。。。
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あなたと自閉症のつながりを教えてくれますか?
自信を持って自閉症は私の生涯熱中している興味だと言えます。というのも、最初に自閉症というものを知ったのは14歳の時に「特別教育の学校」でボランティアをした時で、それからというもの、ボランティアまたはプロフェッショナルとして、自閉症の分野で働いてきました。数多くの個人的な自閉症とのつながりがあり(多すぎて言い切れないほど!)、わたしの仕事はバカげたほど(嬉しいほどに)わたしの熱中する興味に浸らせてくれます。わたしは自分の生徒の多くに自閉症の生徒がいることを信じられないほどに誇りに思っています。彼らからとても多くのことを学んでいます。Grace Center for Autismの創設者、かなは、わたしがラッキーなことにも指導監督をした生徒の一人です!(ルークありがとう!あなたを知り、あなたから自閉症を学ぶ人はみんなラッキーです。)
あなたは自閉症をどのように捉えていますか?自閉症をどのように説明しますか?病気、障害という人もいれば、才能だと言う人もいますよね。あなた見方を教えてください。
自閉症は自閉症です、そんなにもシンプルなんです。自閉症は個人の生活に、とても多くの意味で影響を与えます。だから、自閉症をシンプルすぎるやり方でカテゴリーに入れようとするのはとても間違っているのです。多くの場合に、自閉症に関する間違った作り話を晴らすのは簡単に思います(少なくとも私から言わせると)。どういうことかというと、自閉症について報告されていることで本当は正しくないことを見分けるということです。例えば、私は自閉症が病気(disorder)だという考えを完全に否定します。自閉症者は劣っているわけでも、何かが不足しているわけでもありません。この自閉症者の「他人化」(othering)は過去のものになるべきであり、わたしは欠如に基づいたメディカルモデルからの自閉症の見方には賛成しません。しかしながら、多くの社会において自閉症であることが、とても自閉症者を弱者にさせていることは理解しています。これは、自閉症はこのような文脈において障害であるということでしょうか?そう思う人もいるでしょう。わたしはこれに対して、私が作った「黄金方程式」と呼んでいるもので答えます:自閉症+環境=結果。言い換えれば、個人と環境の両方が結果につながっているということです。自閉症者は常に自閉症者なのですから、わたしはしばしば(大抵の場合に)、自閉症者にとって自然でなく害になるほどに、社会に合わせることを強いるよりも、重点は自閉症者の必要性に応じて環境を変えることにあると考えます。これは数え切れないほどの回数、環境の調整によって、子どもも大人も明らかに究極に障害があるように見える状態から、個人として繁栄することが示されてきました。彼らは自閉症者であることにはないけれど、彼らがどんな結果を経験するかはかなり環境に影響を受けているのです。
どうしたら自閉症の人にとって世界が良い場所になりますか?
知識 - 本当の意味での知識 - が非常に重要です。残念ながら、世界は未だに自閉症者に関して紛らわしい間違った情報に溢れています。効率の良い変化に導き、自閉症を受け入れ祝うことにつながるより良い自閉症の理解が、わたしたちが目指すべきものです。自閉症の強みを大切にし、そのために順応という考えを否定し、少数グループのために物事を起こす多様な方法を促すことは、自閉症者にとってのより良い世界につながるでしょう。自閉症者がどれほど社会によって不利益になっているのかを認知し、結果として多くの自閉症者が経験する不安のレベルを理解し、そして自閉症者のウェルビーイングが実際にどんな意味を持っているのかをよりよく理解すること。これらの考え方は自閉症者の幸せにとって欠かせないものです。
自閉症の分野においてプロフェッショナルをして何を成し遂げたいと思っていますか?
わたしがAutopiaと呼んでいる概念があります。言い換えると、将来の自閉症者のユートピア(autistic utopia)でそれがどんなものかということです。わたしはAutopiaが全ての場所のすべての自閉症者にとっての現実になってほしいと思っています。そんなに高望みではないでしょ、ね?
Dr. Luke Beardon、ありがとうございました!
Drルークからもっと自閉症を学びたい方は彼の本を読んでみてください: Autism in Adults, Autism and Asperger Syndrome in Childhood, Avoiding Anxiety in Autistic Children, Avoiding Anxiety in Autistic Adults. どの本もわかりやすく、自閉症者や親、保護者向けに書かれています。自閉症について学ぶのに最も良い資源のひとつです!自閉症についてより知識を得たい方には、わたしたちは彼の本をお勧めします!また、彼の本、Anxiety in Autistic Childrenに関しては、最近British Psychological Societyからブックレヴューが出版されましたので、そちらを読むこともできます。ブックレヴューは、わたしたちの創設者かなと彼女の所属する、Center for Research in Autism and Educationの研究者たちが書いたものです。
メディカルモデルの自閉症の見方:自閉症自体を障害と捉え、自閉症を治そう、自閉症者を「普通化」しようをいう考え方。
*Grace Center for Autismは自閉症の捉え方に関して、Dr Luke Deardon to同様に、メディカルモデルには基本的に賛成していません。ソーシャルモデルの自閉症の見方から、社会の側が自閉症者に歩み寄ることを望んでいます。
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